世界 / arca (LUCA & haruka nakamura) (CD)
¥2,728
SOLD OUT
*ボーナストラック ダウンロードコード付
発表:2020年11月6日
<世界 / arcaに寄せて>
「世界」という歌が出来たのはいつの頃だったろうか。
歌詞と共にあっという間にできた歌だったけれど。
その歌をこうして形にするまで何年も月日が流れた。
旅の中で、たくさんのライブのリハーサルや公演後に、僕は一人でこの歌を試行錯誤していた。
幾つものバージョンが生まれては消えていったが、録音する機会も、収録したいアルバムも当時は見当たらなかった。
歌は収まる場所を待っているのかもしれない。
歌はこの歌を歌う、歌い手を待っているのかもしれない。
きっとそうだろう。
それを信じて待ち続けて、LUCAが現れた。
世界という歌は世界というアルバムになった。
この歌を歌うべくして歌う歌い手を、その形を、歌が選んだのだと、今ではそのように思う。
haruka nakamura
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坂本龍一『async』にコーラス参加した米バークリー出身、京都を拠点とするシンガーソングライター・LUCAと音楽家・haruka nakamuraによる大注目のプロジェクトarca(アルカ)の1st
アルバム『世界』がシンガポールKITCHEN. LABELよりリリース。
山梨のStudio Camel Houseにて、haruka nakamuraの長年のコラボレーターでもある田辺玄によって録音された本作。
今回初めてharuka nakamura自身もボーカルをとり、メインボーカルのLUCAの歌声にさりげないハーモニーを重ね、LUCAの歌詞と優しい歌声、haruka nakamuraのピアノやアコースティックギターによる、飾り気のない親密な雰囲気のフォーク・サウンドで、私たちの心の奥底にある感情に耳を傾けさせてくれる。
旅立ちと新たな始まりをテーマにしたオープニング曲「船出」や、nujabesが生前にharuka nakamuraに託した8小節のトラックを本作のために再アレンジした「SUN DANCE」など、太陽の光に満ちた空のイメージの冒頭から始まり、ヴァシュティ・バニヤンやカレン・ダルトンらの儚く美しいフォークを静かに受け継いだような「Astraia」や「八星」へと移り変わる。(「八星」はコンピレーション『stardust album』収録曲とは別アレンジ。)
中盤の「STARDUST」「LUNE」では、浮遊感あふれる幻想的なアンビエントサウンドで宇宙の領域へ誘い、そして、世界の神秘や畏敬の念をメロディーに込めた「夢」と「世界」がアルバムの最後を飾る。
本作『世界』は、自己と世界の調和へと向かう、時に霞がかった道のリリカルな描写であり、点在する星々が星座となる様に、繋がっていく愛や人生、呼応する感情を優しく包み込みながら明日へと進む希望を込めた作品だ。
アートワークのドローイングは画家の熊谷隼人、デザインはAspidistraflyのRicks AngとApril Leeが担当。
2020年12月4日には2枚組アナログ盤のリリースも決定している。
CD / アナログ盤ともに、ボーナストラックとして「船出(Acoustic Guitar ver.)」のダウンロード・コード付き。
【Tracklist】
1. 船出
2. ray
3. SUN DANCE
4. one day
5. 世界が変わったら
6. アストレイア
7. 八星
8. STARDUST
9. LUNE
10. 海辺のリオン
11. 夢
12. 世界
13. アシリレラ
◆「船出(Acoustic Guitar ver.)」のダウンロード・コード付き。